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☆ 資料館
私には繊維や糸つむぎ、機織りの知識はほとんどありません。
でも感激して撮影した写真を、金剛苑さんのお許しを頂いて掲載しました。
特に感じたのは、麻や絹など天然繊維の美しさです。先人が一生懸命作った道具もいいなぁ、と思いました。簡単な仕組みの道具が、織りへの親近感を増してくれるような感じがしました。
記録できました範囲で場内の説明板を転記しています。
<繊維>
左側は麻の主な原料 大麻・苧麻・亜麻の茎や子実の展示です
右側は、苧麻の一種、青苧だそうです。
・左側は「緒」。刈り取った大麻の繊維の状態のようです。
・右側は麻糸の一種のようです。黄紅麻と読めますが、つやがあって美しいと思いました。
絹の展示です。金剛苑さんは、絹織物にも力を入れておられるとか。
<道具の展示>
たくさんの道具を一度に撮影してみました。
棉繰機です。
棉花の綿をよりわける道具
近江上布に使う大麻の外に棉を栽培し蒲団綿問うに使用 一方綿糸を紡ぎ 家族の仕事着家庭着等 織るのに使った
経台(整経機)です。
糸を一定の長さと一定の本数に揃える道具
糸車です。
地機(いざりばた)です。
麻布の織り機として鎌倉中期に朝鮮より伝わる
現在は大麻の手績み糸(平緯・ひらよこ)を緯糸に使い生平を織っている
綛車と糸繰り機です。
(綛車)
真ん中の交差する棒のものです。
マイワマイバトンボと呼ぶ
綛糸を掛け管枠に巻き取り良くする物 大きい方は亜麻糸用(洋綛)
(糸繰り機・早繰)
綛車の後ろで少しわかりくいです。
綛糸を枠に巻き取る道具
畳織り機です。