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☆ 旭川 斉藤牧場 訪問記 ☆

2001年 5/3〜4日に旭川市の斉藤牧場を訪問しました。
景色がきれいでした。遠く旭川の街を眺めることができる位置の良さもさることながら、山麓の急斜面の牧場は公園のような美しさがありました。ふんだんなわき水、沢、山菜も魅力でした。



放牧されている牛は山菜も食べるらしく、エゾエンゴサクも食べていましたし、笹の子、その他いろいろその都度好きな草や山菜を食べるようです。牛が自分で体調を知って、その時その時に合う草を選んで食べられる、というのはとてもいいなぁ、と思えました。

山麓の牧場は結構な山の斜面そのままで、冬の間運動不足気味だった私などは斜面を散歩するだけで少し息が上がりましたが、牛はゆうゆうとしています。毎日この山野を自由に歩き回れるなら、足腰・体力とも素晴らしく良好になるのでは、と思いました。



ここでは、雄牛もいて、そして雄牛も雌牛も角が生えていました。牛が牛らしく生き生きと輝いていました。そばに近寄るととても威厳がありました。雌牛の大部分は妊娠していました。今は発情期の終わりごろだそうです。雄牛もまだおとなしいのですが、発情期が終わってしまう夏頃になると、雄牛の気が荒くなって、牧場主さんもとても気をつけなければならない、と言われていました。
興奮すると、闘牛のように前足で土をかくしぐさなどをするようになるのだそうです。そんな牛本来のありようが、ここではまるごと認められて生きられる、というのがとてもうれしく感じました。

取れる牛乳の量は半分くらいだそうですけど、病気にもほとんどかからず、手間もあまりかからず、コストがかからないので、十分採算が合うのだそうです。牛や山の命の力を信じ、そしてその中に人間が溶け込むことが大事だと、斉藤晶さんが熱心に話してくださいました。晶さんとは2時間くらい、晶さんの息子さんとも小一時間くらいお話できて、とても楽しいひとときでした。


☆わき水を飲む牛さんたち
わき水を牛さん達はおいしそうに飲んでいました。



☆わき水と山小屋の遠景
牧場が、山の中の急斜面にあるのがわかります。



☆わき水のある風景
公園のようなきれいな風景です。
牛さん達と山と植物達と、人間の共同作業でしょうか


☆牧場の五エ門風呂
 わき水のおふろで、絶景付きの豪勢?なおふろでした。
水位が浅かったですけど、爽快な気分だったそうです。


☆夜、子どもたちが発見したサンショウウオ?
たき火のたきぎを探していた子どもたちが発見。
まだ冬眠中で寝ぼけた様子だったそう。
わき水には両生類のものらしき卵がたくさんあったので、このサンショウウオ?の卵もあるかもしれません。



☆牧場の中のエゾエンゴサク畑
その季節に牛の入らない区画もたくさんあるらしく、牛のいない区画にエゾエ
ンゴサクがじゅうたんのように満開に咲いている場所もありました。



☆帰りのサイクリングロード
栗山で自然農を目指しておられる方ともご一緒できて、楽しい旅行でした。旭
川駅まで輪行してきた自転車を組み立て、斉藤牧場さんまで、12kmくらい自転
車で走ってゆき、帰りは深川まで40kmくらいを走ってそこで自転車分解、そし
てまた輪行で帰りました。
深川までの道中前半は、このような快適なサイクリングロードを利用できました。
素晴らしい気分でした。



☆神居古潭
サイクリングで深川に向かう途中にある神居古潭。
雪どけ水が渦巻くもっと素晴らしい絶景もありました。


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