北海・札幌の自転車道メニュー

真に効率が良く、しかも環境に優しい交通・・・それは自転車

<自転車にもっと乗りませんか>(環境広場掲示板より転載+追加)

自転車は、乗り物の中で一番エネルギー効率が良く、かつ環境に与える影響が もっとも少ないようです。

・10〜20kg位の荷物を乗せて、歩行に比べ2倍位のスピードで走る事がで き、かつ歩行より疲れません。もちろんガソリンもいらないし、乗り手のはく息のCO2が多少増えるだけの 事です。振動、騒音も自転車の整備さえよければほとんどゼロです。

・整備するときに廃棄物として出る部品の量も他の交通機関と比べて比較にな らない程小さなもので、しかも処理困難なものが比較的少ないといえます。物 置に置いてさびを防げば10年でも20年でも使用でき、たとえ寿命が来て廃 棄する時も、クルマのように重金属やフロン、大量のプラスチック破砕ゴミな どは出ないのです。

・自然と直接にふれあう醍醐味があります。天気の良い時、風を頬に受ける心 地よさは何ともいえない喜びですし、雨もまた良しです。雨の時は上下のカッ パ着用・長靴といういでたちで自転車に乗るのですが、本当に自然と真っ向、 向き合う感じがして自分が鍛えられる感じがします。忍耐力や目に見えない力 を自然に付けてもらえる気がします。

・体も使うので、健康にも良いです。クルマに乗ってばかりでは、体はなまる ばかりです。ちょっと勇気を持って、自転車を乗る機会や距離をもっとのばし てみませんか?


<市街地での生活では、車は特に必要ないのでは>

ちなみに、これは実際に試したのですが、1km程度の市街地の買い物なら、車でも自転車でもほとんど所要時間には大差ありません。これは、車庫・駐車場の出し入れ(計4回)、市街地の信号待ち、自転車に比べ大回りのルートを通らなければならないなどの理由でこうなります。車を外に出せば、それだけ車も痛みますし、運が悪いとこすられる、盗難にあうなどのアクシデントに会うこともあるでしょう。

まずは、「近場のスーパーは自転車で」から始めてみませんか?

それが慣れたら(数カ月で慣れます)、「最寄りのJRなどの駅までは自転車」次に、「一つ向こうの駅まで自転車」、更に「新札幌や森林公園までは自転車」というふうにだんだん伸ばしてゆくと、体力に自信のない人でも、無理なく自転車ライフが身につきます。

あとは、公共交通機関とうまく組み合せて移動・旅行の手段とすると、普通に市街地で暮らしている分には、車はほとんど不要になってきます。自転車で運べない程大きいもの、重いものの買い物は、たいていお店で配達してくれますし、運送業者に依頼するという手もあります。

雪の日はどうするのか。これが北国では最大の問題です。私は以下のような手段をとって暮らしています。

・有機農産物を売るお店などでは、引売り、宅配などのシステムがあります。また、おなじみの市民生協や生活クラブ生協の共同購入システムなども便利だと思います。 (引き売り、共同購入なども車を使用する事に変わりありませんが、個人個人が車でスーパーまで買い物にゆくのと比較すれば、大分資源の浪費を防げます。)

・バスなどの時間表を、バス乗車時にもらって良く読み、バスを最大限利用する。

・歩くことに慣れる。自転車と同じで、すこしずつ慣らしてゆくと、バス停留所や近場のスーパーまでならあまり苦にならなくなります。(私は現在、大麻駅くらいまでなら、苦労と思わないで歩けます。)

・買い物には少し大きめのデイパックなどを背負っていくこと。手にさげると、手がつめたく、また疲れます。

・歩く時はフードつき・やや手の部分が長め・いざという場合は鼻・口が保護できるしっかり暖かい防寒着を着る。(フード・防風・顔の保護がしっかりしていると、多少の吹雪に見舞われても平気で歩けます。)

農業・工業・商業などの生産物を、生産の場から流通の場まで運ぶという面での、車の使用を否定する事はできないとは思いますが、これもある程度工夫して貨物列車やリヤカーの復活、農産物・水産物の地場消費などの活発化などで、車の流量をもう少し、少なくはできると思います。