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☆ 福島やまなみ農場および、福島で自然農を実践し、原発事故で被災された方への支援のページ 


2011年3月、福島県は東日本大震災の地震の被害だけでなく、福島第一原発による放射能の被害をも受け、大変な苦しみの中にあります。

東北自然農の福島県における中心地、やまなみ農場も放射能被害が高い川俣町にあり、桃源郷のように美しく、自然農の研修生が多数卒業したすばらしい農場を閉鎖することを余儀なくされました。

やまなみ農場の佐藤 幸子さんの家族は山形に避難されましたが、幸子さんは経営する施設が福島市にあるため、平日は福島市、週末は山形と忙しい日々を過ごしていますが、食べるもので放射線の被害を浴びていないものの調達に困難を感じておられるようです。

また、福島県内で生活するやまなみ農場の卒業生も避難し、避難先で困難な生活をおくられています。

こんな状況から、東北で自然農を実践されている加藤 仁司さんが、福島の自然農を実践されている方を支援するために窓口に立たれました。

以下は、加藤さんの作成された呼びかけ文です。

自然農を実践されている方は、ぜひ一読され、できる範囲で支援してくださることを心から希望します。

 

加藤 仁司さんの呼びかけ文

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 自然農を実践されている皆様へお願い

 この度の東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
 さて、私が昨年暮れまで自然農自給生活学校のスタッフとしてお世話になった福島県川俣町のやまなみ農場周辺は、福島第1原発事故の影響で、空気も水も土も食べ物も全てが放射能に汚染されてしまいました。長年積み上げてきた田畑の土にも放射能が降り注ぎ、このまま放置すると放射性物質が土中に染み込んでしまって、何年先にもわたって安心して食べられる作物が作れなくなることでしょう。政府は震災から1ヶ月以上経った最近になって、川俣町の一部地域や隣接する飯舘村などを計画的避難地域に指定したり、原発から20km圏内を警戒区域に指定するなど、対応の遅れやあいまいさが住民の不安や混乱を一層かき立てています。また、避難住民に対する保障も後手後手で、自主的に避難している住民には何の支援もないのが現状です。
 環境問題に敏感な自然農仲間の多くは、原発事故が報道されるといち早く県外へ退避したので、高い放射線量を身体に浴びずに済んだのですが、いつ地元に戻れるかの見通しも立たず、県外での避難生活を強いられています。特に、放射線は出産適齢期の女性や子供の人体へ与えるダメージが大きいため、幼いお子さんを抱える家庭は当分の間福島へは帰れず、新たな生活の場を求めて落ち着きのない不安な日々を送っています。また、ご家族に高齢者や障がい者がいる家庭は地元を離れることが難しく、せめて放射線量が低い近場へ移動してしのいでいますが、これまでのように自給作物が作れず身近な山野草も食せないとなれば、スーパーから食料を買わなければならなくなるでしょう。
 福島県内や他の地域の自然農実践者の中にも被災された方がいらっしゃるとは思いますが、全員を把握しきれないため、まずは福島の自然農仲間の中でも特に困っている上記のような状況に置かれているご家庭に対して、お金や米・野菜・山野草などの支援をいたしたく、全国で自然農を実践されている方々に広く呼びかけてみようと思い立ちました。野菜はいま端境期で殆ど穫れないとは思いますが、無理のない範囲で結構ですので、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。

【米・野菜・山野草などの送り先】
やまなみ農場の佐藤幸子さんが窓口になって分配します。
〒960-1304 福島市飯野町大久保字西戸32-2
共働福祉農園麦の家 佐藤 幸子 宛
TEL 024-503-3600 / FAX 024-503-0214

【支援金の振込先】
山形銀行西川支店
普通 241903 加藤 仁司
支援金を募るために新しく開設した銀行口座です。
送金の確認などもありますので、送金後、下記メールアドレス宛てに、住所・氏名・連絡先・
金額等をご連絡いただけるとありがたいです。メールが困難な方は、下記拙宅へ電話または
FAXにてご連絡下さい。

  平成23年4月25日
呼びかけ人 加藤 仁司
〒990-0721 山形県西村山郡西川町大井沢851
TEL 0237-85-0430 (夜7:30〜9:30間)
FAX 0237-85-0430 (24時間受信可能)
E-mail : knh-farm@kdt.biglobe.ne.jp
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本日、佐藤 幸子さんにお電話いたしましたら、食べ物は、放射能汚染地域外のものであれば、歓迎とのことです。

もちろん、自然農・無農薬の野菜は大歓迎ですし、野草などもうれしいそうです。

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