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<2002年10〜11月の畑>

最後の2枚の写真は11月で、あとはほとんど10月中の写真です。
他にもいろいろ作りましたが、春や夏の時期の写真は、時間が取れなくてまだHPに出来ていません。

今年は機械で耕してもらわず、自分で土と作物に応じて納得する分だけ土を動かして畑作しました。
大根や麦、大豆などはほぼ不耕起でしたが、亜麻など15cmくらい耕した箇所もあります。
機械で耕さないで草の刈り敷きを繰り返すと土が軟らかくなってくるのを感じます。そしてミミズがとても密度が高くなり、太さも比較にならないほど太くなりました。直径1cmを超える太さのものも良くみかけます。

来年の課題は5月の一ヶ月でほぼ全ての種を蒔く事です。6月に入ってから蒔いたものは成育が遅く、熟し切らないものがありました。(雑穀、小豆、いわて緑豆など)
ただ、虎豆や紫花豆は気候が合っているのか、6月初めの播種でも十分熟して収穫がありました。

☆もち粟
10月中旬。ある程度赤くなってきましたが、気温・日照が不足なのかこのあと登熟が遅く、11月になっても100%登熟しませんでした。熟すのが100%でなくてもさすがに、雪が降る前には収穫しました。
早めに蒔いて育苗したものもそうでした。雑穀はなかなかうまく行きません。
種は繋いでゆけそうですから、気長にこちらの気候に合うまで選抜を続けてゆこうと思っています。



☆小豆
ようやくさやが黄色くなってきたものがちらほらあって、収穫を始めた頃です。
このあとしばらして霜が降りて3分の1程を凍みさせてしまいました。
凍みてしまった小豆はほとんどだめでした。来年は霜の降りる前に収穫したいと思います。




☆大根
播種適期(8月初め)に蒔いたものはとても立派に育ちました。
中には70cmを超えるものもあって、抜くのに苦労しました。

特に大根の所は耕しておらず、種を落とす分だけを草刈り鎌でぐいっと広げた中に種を蒔いただけなので、耕した土に比べればやや固くて抜くのに苦労したのかなと思いました。でも草の亡骸や土に残った草の根の積み重ねで年々土は軟らかくなってきています。
とにかく不耕起でも長い大根ができたこと、とてもうれいしです。


今の大根の畝のあたりから鉄骨の中の畑地を撮影。
この鉄骨の中で150坪くらいで、今年で2年目の畑作、不耕起1年目です。



こちらは畑作3年目、不耕起1年目の100坪の区画。
こちらも草と調和してきています。ハルユタカ麦の後作にやや遅く大根を蒔きました。麦の後作で播種時期が8月のおわり頃と遅れましたが、今年は大根に気候があっていたらしく、この後も良く育って大きめの大根も育ちました。大小さまざまの大根、400本以上をこの区画から収穫しました。



☆紫花豆
収穫がほぼ終了する間際です。今年は小豆以外の豆はほぼ豊作で、紫花豆も蒔いた面積に比べてたくさん取れました。



☆黒もちとうきび
岩手の素晴らしい種屋さんから取り寄せた黒もちとうきびと白もちとうきびを、今年も種を繋いでいます。
乾燥粒を取りたいけれど家の物干し竿が空かない(他にも干しものがいっぱい)ので、畑においたままにしていたら、アライグマにたくさん食べられたので、鉄骨に下げて乾燥することにしました。雨に降られなければこれも良い感jじです。皮を残して乾燥したものは乾燥が今ひとつ進みませんでした。

畑で干したものもありますが、乾燥用の黒・白・黄色とうきびの多くは、主に室内で乾燥させ、乾燥後実をほぐして缶に保管しました。
今年の収穫はまあまあです。乾燥保管の他、ゆでて食べたり、ゆでた後冷凍したりしてたくさん食べる事ができました。もち種のとうきびは、自家採取できるので選んだのですが、甘いだけでない深みのある味わいに愛着を感じてきています。



☆アライグマの食べた跡
稔ったもののうち、全体の5分の1くらい食べられた感じかなと思っています。


☆黒豆の調整
家に持ち帰って、足踏み脱穀機にかければ早いのですが、自転車で持ち帰ると脱粒が激しいし、リヤカーを毎回出すのは大変なので、畑でシ−トを広げて脱粒しました。豆が傷つかず、さやのごみがあまり出ないので、少量の調整に向いている方法だと思います。


☆くらかけ豆と黒豆
鉄骨を利用して天日乾燥しました。


☆散乱していた鳥の羽
アライグマの食べかけた黄色もちとうきびのそばに落ちていました。
とうきびを食べていて、アライグマに襲われたのかな、と思いました。
アライグマは鳥だけでなく近辺に住むエゾアオガエルなども食べてしまうので、生態系への影響がとても大きいようです。

羽の下は畑に戻した大豆の莢や茎です。


☆ムング豆
お友だちからムング豆(緑豆)を頂いたので蒔いてみました。
意外に稔ったので、来年も蒔いてみようと思います。小豆より一回り小さい粒ですが、早く柔らかくなるので、豆料理に向きます。


☆人参
今年はやや間引きが間に合わない感じでしたが、今年もたくさんできました。
隣はキャベツです。だいぶ収穫が進んでまばらになっています。
キャベツは今年初めて巻いて感激です。


☆岩手みどり豆
隣のとうきびの茎を収穫後も置いていたのが良かったのか、寒さに慣れてきたのか、岩手みどり豆は小豆が凍みてしまった1度前後の気温にも耐えてくれました。去年は4度で霜が降りた時に一気に萎れたのですが、不思議です。自家採取ハンドブックという本によると、種は蒔かれた土地で適応するということですが、岩手みどり豆もこちらの気候に適応してきてくれているのかな、と思うと本当にうれしいです。
岩手みどり豆は成育に普通の大豆より2〜3週間は余分にかかる感じですが、丈も高く株も大きくなり(1.5倍くらい)、実もとてもコクがあるおいしい味です。ことしも黒豆や北海道緑豆、青大豆の枝豆を食べましたが、岩手みどり豆の枝豆がやはりひときわおいしいように感じます。



☆たかきび
今年青森の方から頂いた矮性のたかきびです。
早くに蒔いて育苗したので、どうやら粒が稔りました。
きれいな赤い色です。


☆亜麻
収穫したあとのこぼれ種が育ったもの。育っているのは気が付いていましたが、雪の日に大根を掘りに行った時もけなげに立っていました。30cm近くに育ったものもあり、亜麻の強さには驚きました。


☆雪をかぶった大根
このあと雪をよけながらほとんどを収穫しました。まだ気温はそんなに低くないので、凍ってはいませんでいた。小さいものは少し土寄せしてその場に置いたものもあります。

太めのものから70本選抜して越冬用に土に埋めました。土を80cmほど掘って、熊笹と大根とを交互に敷き詰めながら、3層くらいにして最後は土を盛り上げて越冬です。
あと親戚やお隣に配ったり、漬け物にしたりして掘り上げた410本はなんとか活用できました。


 

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